ウコンとは

はじめに

沖縄や奄美大島等の南西諸島では伝統的な健康食や健康食品が守られてきた数少ない地域の一つです。中でも「ウコン」はその象徴といえます。もともとウコンは高温多湿を好む植物です。そのため、奄美大島は最も適した気候風土の一つといえます。近年、その市場は年々拡大し、それと共に東南アジア、中国産などが多く輸入されるようになりました。当社では「安全・高品質・手頃な価格」という考えのもと、純国産の原料を選び、その良さをできるだけ手を加えないで皆様にお届けできるよう常に心がけております。

医食同源のウコン

インド原産のウコンは、カレー粉の原料として私たちにもおなじみです。日常的に食事を摂ることが健康維持にもつながる、このような心身の健康維持につながる食事を食することは、昔から「医食同源」と言われてきました。 日常的に健康に配慮した食事をする習慣は日本の伝統食等にもみられました(山梨県上野原町等が有名)。しかし、戦後はほとんど消えかかっていました。

長寿の島・奄美群島

奄美群島(徳之島)には、かつて泉重千代さんという日本一の長寿記録をもった方がおられました(昭和61年、120歳で没)。今でも、奄美は沖縄と並ぶ長寿の島です。100歳を超えた方もさほど珍しくありません。そして泉重千代さんも愛飲されていた黒糖焼酎という強い地酒があり、島の私たちは何かにつけてよく飲みます。その飲酒の前後にウコンを飲む方が多くいらっしゃいます。匂い消しにもなり、エチケットとしても欠かせません。

日本では3つの種類

ウコンにはいくつかの種類があります。日本では春にピンクの花を咲かせる春うこん、秋に白い花を咲かせる秋うこん、そして赤紫色の花をつけ、根茎の切り口が白紫色であることから紫うこんと呼ばれるガジュツの3種類が栽培されています。

  春ウコン 秋ウコン 紫ウコン
 
生薬名 キョウオウ ウコン ガジュツ
根茎の切り口 黄色 橙色 紫がかった白色
刺激性の辛みと苦味 特色の香りとわずかな苦味 苦味が非常に強い
主な用途 栄養補助 栄養補助・食材・染料 栄養補助
主な成分
(あくまで一例)
クルクミン 0.3%
精油成分 6.0%
ミネラル成分 6.0%
クルクミン 3.6%
精油成分 1.0%
ミネラル成分 0.8%
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健康食品ウコンとしてのとらえ方

上記3種類のウコンを単味か或いは配合したものが一般的なウコンの製品です。その他に原種ウコン、発酵ウコン、ウコン茶等の製品が販売されています。ウコンはこのように古くから健康食品として注目されてきました。そして、それぞれの種類によってその成分も異なります。春うこん、秋うこんではカレーの黄色の色素成分として有名になったクルクミン、そして精油成分が主役といえます。ただ、分析化学が進歩して、それぞれの成分ごとの分子構造や働き・効能が強調されていますが、健康食品や生薬の本来の考え方からすると、どの有効成分が何に効くと言うより、春ウコンは春ウコンで微量成分も含めて全体として調和しており、その成分の調和の上での働きが重要と考えられます。

ウコンやガジュツの本

秘薬ウコンで肝臓革命-クルクマがあなたの……広海輝明/著 糸川秀治/監修 出版社: 駿台曜曜社 (1999/05)

最強の薬草 ガジュツの秘密  医学博士 水野修一著 出版社: コスモトゥーワン (2012/7/5)

最後に、お客様へお願い!

健康食品は、あくまで食品です。薬ではありませんので、きまった用法や飲み方はございませんが以下のようなお召し上がり方をお願い致します。

■過剰・大量摂取は控えてください
あくまでご自身のお体に合わせた適量をお召し上がりください。
■体質に適わない場合
体質に適わないとお感じになられた場合はお召し上がりにならないで下さい。
■他の薬等服用されている時は
病気等により他の薬を服用されている場合や妊産婦などの場合は、お飲みいただく前に十分に医師とご相談されてください。